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歴史のいたずら・京都の東照宮①

  • 2013/09/23(月) 18:54:02

御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)境内末社東照宮 ■所在地/京都府京都市伏見区御香宮門前町 ■主祭神/神功皇后 ■創建年/不詳

(参拝日/平成25年3月26日)

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境内の「御香宮(ごこうのみや)」の社号標です。

ん十年振りに参拝しました。京都市伏見区にある「御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)」。伏見といえば「伏見稲荷」が有名ですが、ここ「御香宮(ごこうのみや)」も外せません。

創建の由緒は不詳ですが、初めは「御諸(みもろ)神社」と称していました。平安時代の貞観4年(862年)に社殿を修造した記録があり、伝承によると、この年の9月9日に境内より「香」の水が湧き出し、その水を飲むと病が治ったなど不思議な現象が起き、時の清和天皇から「御香宮」の名を賜ったといわれています。
別の説では、貞享元年(1684年)に北村李吟が「菟芸泥赴(つぎねふ)」という山城の国(京都)の名所名勝記を書いていますが、この書によると、「筑前国糟谷郡の香椎宮から神功皇后を勧請し、神功皇后御廟香椎宮を略し、御香の宮と申す」とあり、筑紫(福岡県)の香椎宮(かしいぐう)をこの地に分霊し勧請したともあります。
」が「御香宮」になったという事ですね。

現在も神功皇后を主祭神とし、夫の仲哀天皇、子の応神天皇ほか六神を祀り伏見地区の産土神(うぶすながみ)となっており、また「安産の社」として信仰を集めていますが、これは、身重の神功皇后が、新羅(朝鮮)から筑紫(福岡)へ凱旋のとき、応神天皇を無事出産したことに由来しています。
後に、豊臣秀吉が伏見城築城の際に当社を城内に移し、鬼門の守護神としましたが、慶長8年(1603年)に徳川家康公によって元の位置に戻され、本殿が造営されました。

もともと伏見は「伏水(ふしみ)」といわれるほど豊富な水が湧く土地で、現在も造り酒屋が多い場所ですが、この神社の境内にも由緒となった湧水が「御香水」と呼ばれ、名水100選に選定されて残っています。(しかし、近年その名水100選にも問題あり…詳しくは後述)

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伏見城大手門といわれる国指定重要文化財の「表門(神門)」です。

この門は、元和8年(1622年)徳川頼房(水戸徳川家の祖・家康公11男)が旧伏見城大手門を拝領して寄進したもので、三間一戸、切妻造、本瓦葺の薬医門(やくいもん)です。
雄大な木割、雄渾な蟇股(かえるまた)、どっしりと落ち着いた豪壮な構えは伏見城の大手門にふさわしい貫禄を示しています。

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正面を飾る蟇股は中国二十四孝(中国において後世の範として、孝行が特に優れた人物24人を取り上げたもの)の彫刻です。

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「伏見城大手門」の木札、ん十年前と同じ。墨書きが掠れています…

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表門の内側です。雄大な木割がよくわかります。

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「都名所図会(みやこめいしょずえ)」に描かれた御香宮です。右下、通りに面した所が表門。

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表門をくぐり、石鳥居の先に参道が続きます。名所図会と同じです。

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以前は石鳥居をくぐった右手に「御香水」の井戸があったようです。「こう水」と描かれています。

この井戸は現在は参道の先、本殿右に石碑と一緒に移っていますが、徳川義直(尾張藩祖・家康公9男)、頼宣(紀州藩祖・家康公10男)、頼房(水戸藩祖・家康公11男)のいわゆる徳川御三家の各公は、大坂城・伏見城生まれのため、この水を産湯として使ったといわれています。
徳川頼房寄進の表門、家康公造営の本殿といい、ここ御香宮は徳川家に縁の神社なんですね。
  
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本殿向かって右にある「御香水」の井戸と石碑ですが、この井戸、現在は使われていないようです。

えーっ!じゃあ「御香水」は何処にあるん?ですが、この井戸には嘉永3年(1850年)の年号が刻まれています。都名所図会が描かれてから約65年が経過し、この場所に井戸を掘削しなおしたようです。
しかし、明治期に井戸が枯れてしまい、深さ150mにまで掘削して復活し、その後、昭和60年に「名水100選」の一つに認定されました。
現在の水汲み場は、本殿向かって左手にありますが前述の様に問題ありで…

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『この水は濾過されていませんので飲まないで下さい』の案内あり。

何でも平成23年(2011年)7月31日の水質検査の結果、水質が悪化し、基準値より下回ったことが分かり、現在ここからは飲めなくなっているようです。以前は、この水汲み場には竹の筧が2本あり、豊富に水も出ておりペットボトル、ポリタンクで水を汲んで帰る人が絶えなかったようですが…
しかし、7月31日に一気に水質が悪化した訳でもないだろうし、それ以前に汲んでいった人達は一体??飲んで大丈夫だったのかf^_^;)

私が参拝した時は、新しく小さな水汲み場が出来ていました(^_^;)

gokounomiya048.jpg
こちらは濾過済みの様で、時間制限(朝7時〜夜7時)でお賽銭を入れて飲むようになっていました。

しかし、このチョロチョロ加減。それも濾過した「御香水」って…かなり微妙ですね。
こちらは伏見の街中にある神社で、東側には国道24号線も走っており、さすがに水質悪化も避けられないんでしょうが、これでは以前のように「御香水」を汲みに来る人もいなくなるのでは…

次回に続きます。今回は本当に久しぶりの更新でした(それも3月参拝の記事だし(>_<))

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